令和8年警察・商工労働委員会(三好委員)奨学金返済支援制度について

  • ◯要望・質疑(三好委員) まず、奨学金返済支援制度について、制度導入企業も順調に増えており、大変いい評価も頂いていると聞いています。人口流出に対して具体的な策がなかなかない中で、こういうことがしっかりできることは大変よいことだと思いますし、若者やその親世代にとっても大変喜ばれていると思いますので、これからもぜひ頑張っていただきたいと思います。また、この制度を導入しようとしたけれども断念した方々も周りにいらっしゃるはずですので、そういった方々の声もしっかり聞いて、フィードバックしていただくよう要望します。
     宿泊税について確認したいと思います。
     4月からスタートするということで、今、担当課の皆さんは各市町を回られて、事業者の方と話をするなど、本当に忙しく、しっかりと仕事をしていただいているとお聞きしています。ただ、現場の方からのお話で、市町への配分に対して、市町がそれぞれの観光プロダクトなどをつくるということでいろいろな議論をされているそうで、そこに宿泊業者の方々も当然参画しますが、宿泊業界の質を上げることや、課題を解決するといったことを織り込む隙間はないと聞いています。これは仕方ないことで、県の持分の中で宿泊業者の方々への対応をしていただきたいと思っていますが、こういった部分にどういう整理がついているのか、県の持分でどういう事業をしていくのかをどういうスケジュールでどんな方法で決めていこうとされているのか、お聞きします。
  • 17:◯答弁(観光課長) 県の宿泊税を活用する事業については、観光関連事業者をはじめ、ホテルや旅館の関係団体からも、随時意見を頂いています。そういった中で、例えば、人手不足への課題、コロナ後に経営力が低下しており付加価値を高めていく必要があるといった課題についてお聞きしているところです。市町と調整していただいているところではあるのですが、県としても宿泊税を活用して、そのような視点を踏まえた取組ができるよう、現在も関係団体と調整を図っているところです。
  • 18:◯質疑(三好委員) 県としても、人手不足などの業界の課題に対して策を講じていくことを、ぜひともお願いしたいと思います。
     私も人手不足が一番の課題だと聞いていますが、そもそもホテルや旅館の労働時間は、昔から旅館型労働時間という言葉があるように大変独特な労働体系で、フロントでのチェックインやチェックアウトなど、人の出入りの多いときは非常に労働密度が高いけれども、それ以外のときは電話番をしているというような、労働密度が非常に低くなっています。かつては、拘束時間が十四、五時間あっても手待ち時間を休憩時間にして、8時間労働で終わらすことがまかり通っていたように聞きますが、昨今はそういうわけにはいかず、手待ち時間も労働時間ということで、これまで1人で回していたところに二、三人が必要になり、アルバイトの方々で回そうと思うとさらに人手が要る。しかも、手待ち時間のような時間も労働時間ですから最低賃金を支払わないといけないとなると、労働密度が高い時間帯はさらにその2~4割増しで払っていかないといけない。全体として、ほかの業界に比べて、どうしても人件費が高くなるという現状をお聞きしています。
     また、アルバイトなどで埋めていくには、都市部であれば、外国人留学生や子育て中のお母さんなどは喜ばれるということもお聞きしますが、そうでない地域は、派遣や人材紹介を使ったり、通勤手当を出して遠い場所から来てもらったり、場合によっては何日か泊まってもらったりすることもあるとお聞きしています。同じ人手不足でも地域によって実情が違うので、その辺のことをしっかり織り込んでいただきたいと思いますが、どのように取り組むのか、教えてください。
  • 19:◯答弁(観光課長) 人手不足の状況や課題は地域によって実情が異なるものと認識しています。関係団体との調整の中で、地域の実情に応じた課題への取組を強化するため、例えば意見交換の場や機会を設けるなどといったことも、今後進めていきたいと思います。その上で、宿泊税を活用した取組についても、地域独自の意見を反映しつつ検討していく必要があると考えています。
  • 20:◯要望(三好委員) 県の事業として、業界の皆さんの話をしっかり聞くとともに、地域ごとに細かく聞いていただくことを、ぜひ推進していただきたいと思います。
     観光税ではなく宿泊税ですから、宿泊業者に何かしらのメリットがあり、それが観光全体に寄与するという考え方が必要だと思います。これから税金を徴収していただくわけですので、宿泊業者が人手不足で潰れることがあると、県の施策に問題があるのではないかという声が上がるのは必至だと思います。業者をしっかりと守っていただいた上で、適正に税金を頂いて使っていくことが、最低限必要だと思いますので、ぜひそういった声を聞いて、いい事業を立てていただきますようお願いします。

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