令和3年農林水産委員会(三好委員)水産業スマート化推進事業について
- ◯質疑(三好委員) 水産業スマート化推進事業についてお伺いします。
水産資源の回復に向けて、これまでの集中放流の取組に加えて、今回の海底耕うんの取組が提案されていますけれども、海底耕うんとは具体的にどんな方法なのか、モデル地区はどのような海域を選定されるのか、教えていただきたいと思います。
また、環境改善効果の検証として、底質や底生生物等の調査、デジタル技術を活用した魚群等の調査を行うということでありますけれども、具体的にどのような分析をして、どのような状況に至れば海底耕うんの効果があると判断できるのか、併せてお伺いします。
- 17:◯答弁(水産課長) 海底耕うんにつきましては、海底を効率よく耕うんすることができる漁具を用いて、小型底引き網漁船により海底を引くことで、100ヘクタールの耕うんを実施することを考えております。耕うんを実施する場所については、現在調整中でございますが、小型底引き網漁業の操業区域の中で、中西部海域の海底の有機物の蓄積が多い場所をモデル地区として選定することとしております。その効果につきましては、海底の有機物を攪拌することで酸素を行き渡らせ、結果的に分解を促進し、海底にすむ餌生物の増加を促すことで、生態系の上位に位置する魚類を増加させることを期待して実施するものでございます。効果の把握につきましては、従来の潜水調査による把握に加えまして、水中ドローンやデジタル機器を活用して、海底の有機物の状態やゴカイなどの餌生物や魚類の生息状況を確認、分析し、餌生物や魚類の量が増加していれば効果があると判断できるものと考えております。
- 18:◯質疑(三好委員) 先ほど言われたような分析の結果、効果があると判断されれば、今後、モデル地区から他の地区に取組を広げていく必要もあると思います。モデル地区は中西部ということですが、その後、どのように広げていくのか、方針をお伺いします。
- 19:◯答弁(水産課長) 海底耕うんにつきましては、複数年にわたってその効果を見ていく必要があり、モデル地区における取組を検証しながら、漁業者や市町と情報共有し、理解を深めた上で、海底耕うんの効果があると思われる海域を選び、順次実施することで面積を拡大してまいりたいと考えております。
- 20:◯要望(三好委員) モデル地区における海底耕うんの取組は水産資源の回復に向けた本県の今後の方針を左右するものでありますから、その効果の分析や判断基準を明確にした上で事業を実施していただき、将来の他地区への波及を念頭に置かれて、各市町との情報共有や役割分担を明確化し、事業を進めていただきたいと思います。
先日、地元に行って関係者にお話を聞いたのですが、やはりカキが全然できないとかノリの色づきが非常に悪くて、一番いいときの1割ぐらいしかもうけがないという話をされる中で、この話をしたら大変に感激されていました。一方で、ほとんどまだ知られていなくて、周知をしないといけないという思いと、あっという間に方針が変わるのではないかと随分プレッシャーもいただきました。息の長い取組ということであれば、それもしっかりと示しながらやっていただくことで少しずつ希望も出ると思いますので、そういう事業にしていただきますよう要望します。
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